職人の一日

すべての建築物は、足場から始まる。

「足場職人」の仕事

足場職人の仕事。それは文字通り、住宅を建てる職人さんたちの『足場』をつくっていくことにあります。アンチ(踏板)、支柱、手すり、敷板、ブラケット、ブレスなど、様々な形状の資材をプラモデルのように組み合わせて、足場をカタチにしていくのです。大切なのは、足場を利用し、作業をされる職人さんたちがいかに安全で動きやすい、仕事しやすい現場を提供できるか。いかに少ない資材で早くムダのない足場をつくれるか。完成された住宅やマンション、ビル等の建物の影には、足場職人という縁の下の力持ちの活躍があるのです。

「足場職人」の仕事

「足場職人」のとある一日の流れ

仕事は朝早くから。そして夕方、家族の元へ。

AM
8:00

AM 8:00 作業スタート

足場職人の朝は早い。基本的には朝8時からの作業開始が多いため、現場までの距離をふまえて早朝5〜6時には起床。事前に仲間と合流し、共に建設現場まで向かいます。現場に到着しトラックに載せた資材を下ろしたら、足場づくりがスタート。敷板、ジャッキ、支柱、手すり、アンチを組み合わせながら、一段目から順番に足場を組んでいきます。

AM 8:00 作業スタート
AM
10:00

AM 10:00 組立作業

一段目の足場が整えば、二段目、三段目と足場づくりは続きます。一段上がるごとにより高所での作業になるため、安全面には一層の注意が必要です。転落防止の安全帯をしっかりと装着。支柱、手すり、アンチ等の資材を上へ上へと運びながら、仲間と連携して作業を進めます。途中2時間おきに10分程度の休憩をはさみます。

AM 10:00 組立作業
AM
12:00

AM 12:00 お昼休憩

12時になるとお昼休憩です。気候がいい時は現場で弁当を食べてほっと一息。夏の熱い日や冬の寒い日にはトラックの中でリラックスすることが多いです。休憩中は図面を眺めて次の作業工程を確認したり、仲間と他愛のない話をしたりします。

AM 12:00 お昼休憩
PM
3:00

PM 3:00 ラストスパート・完成

足場づくりはいよいよラストスパート。最上部を組み立て、足場をより強固にするための火打ちやブレスを組み付けていきます。最後に足場を総点検して、動きにくいところや危険なところがないかをチェック。仕上げにネットを張って完成です。整理、整頓、清掃を行い、現場を出ます。

PM 3:00 ラストスパート・完成
PM
4:00

PM 4:00 帰社・翌日準備

足場づくりを終えると、会社の資材置き場に戻ります。翌日の現場について営業担当者と打ち合わせを行い、どんな手順で足場を組んでいくのか、何時までに仕上げるのかを事前に確認しておきます。その後、作業道具を片付け、同時に翌日の現場に必要な資材を用意していきます。この時間帯には違う現場を担当していた仲間たちが次々と戻ってくるため、段取りよく準備していくことが大切。大量の資材を運ぶのにフォークリフトは便利なため、免許を持っているヤツはシゴトが早いです。

PM 4:00 帰社・翌日準備
PM
5:00

PM 5:00 業務終了

翌日の資材準備が完了して1日の業務終了です。ちなみに1日に複数の現場を回る忙しい日もあれば、早めに作業が終わって17時前に帰宅できる日もあります。毎日とは言えませんが、早い時間帯に仕事を終えられるところが足場職人のメリットです。だから、家族みんなで夕食を迎えられる。子供と一緒に風呂も入れる。普通のサラリーマンにはできない日常生活が足場職人にはできるのです。

PM 5:00 業務終了

TOPICS

WORK OF SCAFFOLDING

安全対策の徹底

中部ホリー販売では、安全対策としてヘルメットや安全帯、安全靴の着用を徹底しています。また、定期的に『社内勉強会』を実施し、過去の足場設置中の事故事例を共有。安全管理に対する意識を高め、作業中の事故の撲滅を目指しています。