牛丼の値上げ
2014年12月14日
こんにちは。先日、牛丼の吉野家さんが値上げを発表しました。牛丼並盛300円が380円ですから、金額としては80円、値上げ率としては26.7%とかなりのUP率となります。落胆しているお客さんもあるでしょうが、私の意見としては、そもそもが安すぎた(安くなりすぎた)値段が、適正な値段に戻るのだと思っています。
吉野家さんがどうのということではないですが・・・
消費者の心理としては安ければ安いほどよいのは当たり前のことかもしれません。かくいう私も同じモノを買うなら安いところでと思っていますが、その安い分の負担は誰かがかぶっているはずです。そうでなければ計算が合いません。
負担の行き先がその企業自体であれば、その企業は利益が出せず資金繰りに窮し潰れてしまう可能性が高くなる…
その企業で働く社員に負担が行けば、社員はブラック企業で働くハメになる…
少しでも安くしたいと得体のしれない食材を材料にすれば、お客さんが不衛生なモノを知らないうちに食べさせられているかもしれない…
しかし、一番負担が行きやすいのはその企業の下請け業者なのかもしれません・・・。
いずれにしても、“その安い値段の向こうには自分たちと同じヒトがいる”という想いが必要なのでは と私は思うのです。
安くなければダメ、安いのが当たり前、という時代は終わりを告げ、適正価格の時代 に入ったのであれば、私はそれを歓迎します。
余談ですが、吉野家さんは昔、「はやい、うまい、やすいの三拍子~」というTVCMを流していましたが、その優先順位は、「うまい→やすい→はやい」とのことです。
と、ここまで書くとやっぱり吉野家の牛丼が食べたくなってきました。“アタマの大盛り、つゆだくで!”